さいたま市立埼玉大学教育学部附属小学校の特徴と学区
2025.04.28
暮らし・環境

埼玉大学教育学部附属小学校はさいたま市を代表する小学校のひとつです。
学力や運動能力が高い子が集まっていて、自主性を尊重した先進的な教育が行われています。
希望すれば学力が高いことで知られている埼玉大学教育学部附属中学校へ連絡進学することができます。
学区はとても広いですが、子どもの通いやすさを考えると住まいを構えるエリアが絞られます。
当記事では、そんな埼玉大学教育学部附属小学校の特徴や学区、近隣の保育園や幼稚園、住みやすさまで、住まいを検討する上で役に立つ情報を具体的にお伝えします。
理想の住まいを見つけるために、当記事をぜひご活用ください。
※「通学区域」や「校区」と呼ばれることもありますが、この記事では「学区」にて統一しています。
埼玉大学教育学部附属小学校の特徴
さいたま市浦和区にある埼玉大学教育学部附属小学校は、1874年に創立された150年の歴史を誇る伝統校です。
一般の公立小学校と同じように初等普通教育を行うとともに、大学教育学部の附属学校として、次のような特色をもっています。
● 教育実習学校
● 教育上の様々な研究・実験学校
● 地域の学校教育への協力
令和6年度の児童数は622名、各学年3クラスからなります。
教育目標は「勤労をいとわない自主的精神の旺盛な、 人間性豊かなよき社会人を育成する。」重点目標は「かしこく」「あかるく」「なかよく」「たくましく」です。
人気が高い
埼玉大学教育学部附属小学校は募集人員が約70名(男女各35名程度)に対し、毎年200名を超える応募がある、人気の高い小学校です。
倍率は非公開ですが、2~4倍といわれています。
教育熱心なご家庭が多く、子どもたちはやる気に満ちていて先生も優秀な印象です。
学力と運動能力が高い子が集まる
受験して入学する学校なこともあり、学力と運動能力が高い子が多い小学校です。
大学の附属機関として教育に関する研究が行われていて、授業は工夫された先進的な内容が多く、子どもの能力を伸ばしやすい環境です。
毎月の授業参観、春と冬の展示会、生徒による研究発表会、音楽会、頻繁な保護者会など、親が学校に関わる機会も多いです。
埼玉大学教育学部附属中学校に進学できる
埼玉大学教育学部附属小学校の卒業生は希望者全員が埼玉大学教育学部附属中学校へ進学できます。
ほとんどの子が附属中学校へ進学しますが、他の中学校を受験することもできて、私立中学校や中高一貫校に進学する子もいます。
附属中学校も学力が高く、卒業後は埼玉県立浦和高等学校や埼玉県立浦和第一女子高等学校などの難関校、都内の私立校に進学する生徒が多いことで知られています。
埼玉大学教育学部附属小学校の学区
埼玉大学教育学部附属小学校の所在地は埼玉県さいたま市浦和区常盤6-9-44です。
2025年4月時点の学区は以下となっていて、学区内に保護者と同居し在住している必要があります。
● さいたま市
○北区、大宮区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区の全公立小学校通学区域。
○西区、見沼区は次の公立小学校通学区域。
指扇小、馬宮東小、植水小、大宮西小、栄小、宮前小、 大砂土東小、見沼小、片柳小、蓮沼小、大谷小、島小、海老沼小
● 蕨市、戸田市の全域。
● 川口市のうち、国道122号より西側の区域。
ただし、次の公立小学校通学区域は、全域含む。 本町小、舟戸小、十二月田小、戸塚小、元郷南小、戸塚東小、戸塚北小、 戸塚綾瀬小、戸塚南小
参考:令和7年度 入学児童募集要項
※学区が変更になる可能性もあるため、物件を決定する前には最新の入学児童募集要項をご確認ください。
埼玉大学教育学部附属小学校の学区はさいたま市、藪市、戸田市、川口市の4市にまたがっています。
蕨市と戸田市は全域が学区に含まれますが、さいたま市と川口市は学区に含まれないエリアがあります。
例えばさいたま市なら西区の馬宮西小学校や見沼区の七里小学校の学区などは学区に含まれません。
西区や見沼区を候補にしているときは、学区に含まれるかをしっかり確認する必要があるでしょう。
市立小学校に比べてとても広いため、住まいを探すときはお子さんがストレスなく通えるかを考える必要があります。
理想的なエリア
総務省統計局が行っている令和3年「社会生活基本調査」によると、全国の小中学生(10~14歳)が通学にかけている時間は往復33分です。片道だと16~17分ほどですね。
小学生は1kmを15~20分ほどで歩くこともあり、自宅から小学校までの距離は1kmくらいが理想的でしょう。
埼玉大学教育学部附属小学校は浦和駅、北浦和駅、南与野駅、中浦和駅の間に立地していて、以下の黄色い点線の丸が約1kmです
出典:Corkmapより一部加工
あくまで理想ですが、まずは小学校から1km以内での住まい探しをおすすめします。
通塾や習い事の時間も考えると、通学時間は短めにしておきたいです。
電車通学エリア
もう少し広いエリアで探したいときは4㎞くらいまで広げるのも良いでしょう。
文部科学省の平成27年「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」によると、通学距離は小学校でおおむね4㎞以内とされています。
小学生は1kmを15~20分ほどで歩くため、通学時間は1時間~1時間20分が目安となります。
埼玉大学教育学部附属小学校から近くの駅までの距離と小学生が歩いた時の目安時間は以下です。
● 浦和駅まで約1.8km:30~35分
● 北浦和駅まで約1.2km:20~25分
● 南与野駅まで約1.6km:25~30分
● 中浦和駅まで約1.3km:20~25分
自宅から小学校の最寄り駅までは長くても1時間くらいにしたいですね。
近隣の保育園や幼稚園
埼玉大学教育学部附属小学校の周辺は認可保育園が多いです。
以下の地図は赤丸が浦和区の認可保育園を表しています。
出典:さいたま市子育てマップより一部加工
共働きだと受験に不利ではないか心配する方もいますが、共働きで合格したご家庭の話も耳にします。
内部進学枠で受験できる埼玉大学教育学部附属幼稚園に比べると不利ではありますが、他の幼稚園とは違いを聞きませんし、気にせず保育園に預けて大丈夫でしょう。
ただ、親の出番が多い小学校なため、小1の壁にぶつかる可能性はあります。
保育園が多い一方、幼稚園は少ないエリアです。
出典:さいたま市子育てマップより一部加工
北浦和駅近くに常盤幼稚園、南与野駅近くに与野幼稚園などがあります。
幼稚園に通園させる予定なら、埼玉大学教育学部附属小学校へ内部進学枠のある埼玉大学教育学部附属幼稚園もおすすめです。
学区内の住みやすさ
埼玉大学教育学部附属小学校は浦和駅、北浦和駅、南与野駅、中浦和駅の間に立地しています。
浦和駅には駅ビルのアトレ浦和をはじめ、伊勢丹浦和店や浦和パルコ、イトーヨーカドー 浦和店がありますし、北浦和駅近くにはマルエツ北浦和東口店やクイーンズ伊勢丹 北浦和店があります。
南与野駅には直結したスーパーのマルエツ南与野にベルクさいたま南与野店、中浦和駅には西友中浦和店やマルフク中浦和本店などがあります。
埼玉大学教育学部附属小学校近くの4駅はどの駅であっても買い物に便利な環境が整っていますし、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)埼玉メディカルセンターや埼玉県立小児医療センターも近く、いざという時も安心できる住みやすいエリアです。
浦和駅周辺について詳しく知りたい方はこちらを。
https://www.lipro-gr.com/column/012
北浦和駅周辺について詳しく知りたい方はこちらを。
https://www.lipro-gr.com/column/004
南与野駅について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
https://www.lipro-gr.com/column/005
まとめ
さいたま市を代表するほど有名な埼玉大学教育学部附属小学校は、学力と運動能力の高い子が集まる魅力的な小学校です。
先進的な授業を受けられますし、希望すれば全員が埼玉大学教育学部附属中学校へ進学できます。
しかし、受験内容には一次検査と二次検査だけでなく、抽選もあります。
そのため、万一ご縁がなかった時のことも考えて、公立小学校の学区も併せて住まいを考えるのがおすすめです。
さいたま市で人気のある公立小学校についてはこちらをお読みください。
https://www.lipro-gr.com/column/024
私たちリプロはさいたま市で45年以上、地域密着経営をしてきました。
埼玉大学教育学部附属小学校への通いやすさはもちろん、公立小学校の学区も熟知しているため、希望にあった物件を探すお手伝いができます。
「子どもの将来のため、埼玉大学教育学部附属小学校に通いやすい家で新しい生活を始めたい!」という方は、ぜひリプロまでご相談ください。
記事監修
江戸 修一
株式会社リプロ 代表取締役、リプロでは公正取引協議会への協力や宅建業者を監視、指導する県庁の建築安全課などと積極的に連絡を取り合い、不動産取引において万全を期した事業を展開。大手デベロッパー、流通各社、地元の工務店、不動産業者、金融機関、弁護士、司法書士などと意見、情報の交換を親密にし、 常に新しい情報をお客さまに提供。建売分譲用地の仕入れと仲介販売流通業を兼業。様々な案件のご相談にお応えしています。
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さいたま市で創業40年以上、
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