常盤小学校の特徴

さいたま市浦和区にある常盤小学校は、1930年に旧制浦和高等学校（埼玉大学の前身）があった場所に創立された、95年の歴史がある小学校です。
マンモス校で令和5年度の児童数は1,096名、ひと学年4～6クラスあります。
サッカーが盛んな土地柄であり、6年生による校内サッカー交流大会が開かれるほか、浦和レッズハートフルクラブのコーチ陣を招いてのサッカー教室も開かれています。
学校行事での演奏や演奏会への参加のほか浦和まつりや地域の夏祭りでの演奏も行っている金管バンドの活動も有名です。
学校教育目標（目指す児童像）は「心身ともに健康で　思いやりの心をもち　主体的に学ぶ常盤っ子の育成」です。

学力が高い

さいたま市は「全国学力・学習状況調査」において全国の平均正答率を2.5～7.4ポイント上回る、全国的に見て学力が高い都市です。
そんな学力の高いさいたま市内において、常盤小学校は市平均を上回る学力のある小学校です。
さいたま市は毎年小学3年生から小学6年生を対象とした、さいたま市学習状況調査という学力調査を行っています。
令和５年度の結果、常盤小学校は全対象学年において全教科の正答率が市平均を上回っていました。
常盤小学校は毎年のように都内の超難関有名中学に合格者を出していることでも知られています。

学力が高い公立校はできる子とできない子の差が大きくなりがちですが、常盤小学校は「誰一人取り残さない教育」を目指して、全体的な底上げを行っています。
例えば、「自分発→みんな経由→自分行き」という学習スタイルをとっていて、対話的な学びや協働的な学びを授業に取り入れています。
子どもたち同士で交流して学ぶことにより他者を尊重する経験も積めますし、自分も友達も学びを深めやすい授業を行っているといえるでしょう。

有名伝統校の常盤中学校に進学できる

常盤小学校の学区は全域が有名伝統校のさいたま市立常盤中学校の学区に含まれるため、全員が無条件で常盤中学校に進学できます。
常盤中学校は学力が高く、卒業後はさいたま市立浦和高等学校や埼玉県立浦和高等学校などの上位校に進学する生徒が多いことで知られています。

６年生が常盤中学校に行って授業の様子や施設、部活動などを見学する「つぼみの日」があったり、常盤中学校の生徒会が常盤小学校のあいさつ運動に参加したり、中学生職場体験事業「未来（みら）くるワーク体験」で中学生が来たりと交流が盛んです。
小中連携により中１ギャップと呼ばれる中学校に進学する際に新たな環境に順応できないトラブルが起きにくいのはメリットでしょう。

いじめ対策が行われている

常盤小学校ではいじめの防止のため、弁護士の方による「いじめ予防の授業」が5年生を対象に行われます。
また、人と関わる力を付ける「人間関係プログラム」、相談のしかたを学ぶ「SOS の出し方に関する教育」などの授業もあります。
いじめの早期発見のためのアンケートは年3回、担任の先生による児童一人ひとりとの個別面接は年１回です。
常盤小学校はいじめへの対策がきちんと行われている小学校といえるでしょう。

独自のイベントがある

常盤小学校には「ときわっ子まつり」と「ときわっ子コンサート」という独自のイベントがあります。
「ときわっ子まつり」は兄弟学年で協力してお店の準備をするお祭りです。
さいたま市早期起業家教育事業「“さいたま”あんとれすくーる」のビジネス体験の一環として、6年生が自ら企画した商品を保護者や地域の方に販売したこともあります。
「ときわっ子コンサート」は1年生から６年生までが2日かけて行う音楽発表会です。
1日目は子どもたち同士がお互いの発表を聞き合い、2日目は保護者や地域の方の前で歌を披露しています。

歯科教育が盛ん

常盤小学校は歯科教育に力をいれていて、デンタルフロスを使用した歯みがき法やテストの授業、歯科医師会と連携した食育の授業などを行っています。
就学時健康診断の時に保護者も児童と一緒に歯科健診を受けるなど意識を高める取り組みをしていることもあり、むし歯０の児童が多く、処置率も100%です。
子どもの虫歯は痛みによる集中力の低下や学力の低下につながることが知られていますし、健康教育が充実している点も常盤小学校の魅力といえるでしょう。

常盤小学校の学区

常盤小学校の所在地は浦和区常盤9-30-9であり、2024年4月時点の学区は以下です。
● 常盤3丁目 全部
● 常盤9丁目 全部
● 常盤10丁目 全部
● 北浦和4丁目 全部
● 北浦和5丁目 1番～8番

参考：小学校別通学区域一覧

※学区が変更になる可能性もあるため、物件を決定する前にはさいたま市の最新の情報をご確認ください。

常盤小学校の学区は、地図で見ると以下になります。
学校のマークが常盤小学校、青い線で囲まれた部分が常盤小学校の学区です。

常盤小学校のすぐ北側にある緑の四角は、北浦和公園と浦和北公園が一体となった公園です。
公園内に埼玉県立近代美術館が建っていて、気軽に芸術に親しむこともできます。

近隣の保育園や幼稚園

常盤小学校の学区や周辺には認可保育園が多く、保育園の先生が小学校での児童の様子を見たり、教育活動を実際に体験したりする交流も行われています。
以下の地図の赤丸が認可保育園を示しています。

また、北浦和駅近くにはさいたま市子育て支援型幼稚園に指定され、働いていても預けやすい常盤幼稚園もあります。
2月には１年生が年長さんの子どもたちに常盤小学校での生活を伝える幼稚園保育園交流会も行われています。
子どもを預けやすいだけでなく幼稚園や保育園から小学校へスムーズに上がりやすい点も常盤小学校の魅力です。

学区内の住みやすさ

常盤小学校は北浦和駅から徒歩約8分の立地にあります。
北浦和駅から徒歩約3分の北浦和ターミナルビルにはスーパーマーケットのクイーンズ伊勢丹北浦和店がありますし、徒歩約11分にはイオン北浦和店もあり、日常の買い物は駅周辺で十分でしょう。
近くには総合病院のJCHO埼玉メディカルセンターがあるほか個人病院も多く、ファミリーが暮らしやすいエリアです。

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高砂小学校と常盤小学校どちらがいい？

浦和区には常盤小学校の他にも「高砂小学校」という人気の小学校があります。

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両小学校とも学力は高くエリートコースと名高いですし、しっかりしたご家庭が多い印象です。
どちらも素晴らしい学校なため、どちらが良いか迷うかもしれません。

学校の特徴からは決めかねる場合、子どもの持ち物や服装、習い事にかける費用などを考えて年収が近いご家庭が多い方を選ぶのも一つの方法でしょう。
住まいサーフィン四大卒以上割合ランキングによると、およそ半数のご家庭が4大卒な点も同じですが、推計年収には差があります。
それぞれの小学校に通わせているご家庭の推計年収は、高砂小学校が827 万円、常盤小学校が937万円となっています。
100万円以上推定年収に差があるため、学校を選ぶ際の一つの指標になると思います。

まとめ

さいたま市でとても人気のある常盤小学校は、学力が高く独自の取り組みも行っている小学校です。
常盤学区で家を探しているご家庭が多いこともあって、魅力的な物件はすぐに抑えられてしまいます。
そのため、大手不動産屋のサイトに掲載される前にいち早く情報を提供してくれる、地域密着経営の不動産屋を利用するのがおすすめです。

私たちリプロはさいたま市で45年以上、地域密着経営をしてきました。
他社では扱っていない非公開物件も取り扱っているうえに、子どもを育てやすい注文住宅やセミオーダー住宅にも定評があります。
「子どもの将来のため、常盤小学校に通える家で新しい生活を始めたい！」という方は、ぜひリプロまでご相談ください。